GW明け、胃腸の不調やだるさを感じていませんか?
楽しいGWも終わり、忙しい日常生活がやってくると思ったら、胃腸の不調や何となく体がだるい、むくみやすいなど、体の異変を感じていませんか? 連休中の食べ過ぎ飲みすぎや生活リズムの乱れが原因かもしれません。心当たりのある人はぜひ、おすすめの漢方薬を試してみて。
複数ある不調に漢方薬が最適!
GW明けの不調に漢方薬がおすすめの理由は、胃腸の働きを整え、体内の余分な水分や老廃物の排出を促し、体のバランスを整えてくれる効果があるから。例えば、食べ過ぎによる消化不良、水分の摂りすぎによるむくみ、アルコールの分解が追いつかない二日酔いなど、様々な不調に漢方薬は対応してくれます。

GW後の食べ過ぎ飲みすぎの対処法におすすめの漢方薬3選
1.五苓散(ごれいさん) : 二日酔い、むくみ、頭痛、めまい、吐き気、下痢、尿の出が悪いなど、水分の代謝が滞っている症状に
2.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん): 便秘、肥満、のぼせ、肩こり、肌荒れ、イライラなど、体内の熱がこもり、代謝が落ちている症状に
3.半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう): 食欲不振、吐き気、胃もたれ、下痢、胸やけ、口内炎など、食べ過ぎによる胃腸の不調に。
1.五苓散(ごれいさん)
水分の代謝が悪く、むくみや二日酔いになりやすい人におすすめ。
こんな症状に : 二日酔い、むくみ、頭痛、めまい、吐き気、下痢、尿の出が悪いなど
含まれる生薬 : 沢瀉、猪苓、茯苓、蒼朮、桂枝
体の水分バランスを整え、余分な水分を尿として排出する作用があり、むくみや二日酔いに効果的です。
2.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
便秘気味で、お腹周りに脂肪がつきやすく、のぼせや肌荒れを感じやすい人におすすめ。
こんな症状に : 便秘、肥満、のぼせ、肩こり、肌荒れ、イライラ、ニキビ、吹き出物など
含まれる生薬 : 防風、荊芥、麻黄、薄荷、連翹、桔梗、川芎、当帰、芍薬、山梔子、黄芩、石膏、滑石、甘草、大黄、芒硝、白朮、生姜、
体内の余分な熱を冷まし、便通を促し、脂肪の代謝を改善します。
3.半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
食べ過ぎなどで胃腸が弱り、食欲不振や消化不良を起こしやすい人におすすめ。
こんな症状に : 食欲不振、吐き気、胃もたれ、下痢、胸やけ、げっぷ、口内炎など
含まれる生薬 : 半夏、黄芩、乾姜、人参、甘草、大棗、黄連
胃腸の働きが弱り、消化不良や食欲不振などを起こしている状態。特に、食べ過ぎによる不調に効果的。口内炎にも効きます。
GW後の食べ過ぎ飲みすぎと漢方:まとめ
GW明けは、連休中の食べ過ぎ飲みすぎや生活リズムの乱れから、胃腸の不調やだるさを感じやすい時期。漢方薬は、これらの不調を改善し、体のバランスを整えてくれます。不調が長引く前に、漢方薬を取り入れて、スッキリ快適な毎日を取り戻しましょう。ご自身の症状に合った漢方薬を選ぶためにも、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。